あなたの二番でも
秋瑠(あきる)と春夫(はるお)は一卵性双生児ではない。それどころか血の繋がりすらない。なのにこのふたりはぞっとするほど瓜二つで、秋瑠は春夫を「双子の兄弟」として扱い、春夫もそれに甘んじている。そこに割って入るのは不可能だと感じながらも、春夫の後輩であるルカはひょんなことから彼の思い人の存在を知ってしまう。「双子の兄弟」に執着する秋瑠に知られればどうなるか――。ルカはひどく卑怯な手と知りつつ、「二番目でいいから」と春夫に迫り恋人になることを承諾してもらう。一方、それを打ち明けられたルカの幼馴染である洸(こう)は春夫を批難する。しかしルカの意思は固く物別れに終わり、落胆する洸を双子の兄である涼(りょう)は慰めながら、内心彼が「失恋」したことを喜ぶ――。
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