神様、息子が可愛くて仕方ない
ある日、春日は一人の赤ん坊を拾った。
「……お前、こんなところで何してんの?」
どうやら親に捨てられたらしい。
なら、俺が育てよう。
理央と名付けた息子はとにかく可愛い。
ハイハイすれば可愛い。
歩けば可愛い。
喋ればもちろん可愛い。
可愛い息子のためなら、金も権力も人脈も惜しまない。
子育てしやすいように会社を移し、何かあればすぐ診てもらえるように医者を呼び、塾への夜道が危ないなら家庭教師を雇う。
そんな父親から惜しみない愛情を注がれて、理央はすくすくと成長していく。
これは神様に拾われた一人の赤ん坊が、大人になるまでのお話。
そして――
「うちの理央、世界一可愛いだろ?」
息子が成人してもまったく親バカが治らない、父親のお話でもある。
※本作品は他サイトにも掲載しています。
「……お前、こんなところで何してんの?」
どうやら親に捨てられたらしい。
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これは神様に拾われた一人の赤ん坊が、大人になるまでのお話。
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