『魔王』と呼ばれた『元勇者』~役立たずと追放された元勇者は、魔王や聖女達と共に隠居生活を満喫しながら正体隠して悪を裁く~

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―『魔王』を倒した『勇者』の"その後"の物語―

「お前みたいな能無しの役立たずは要らねぇよ」

『勇者』にそう告げられた俺は荷物も財布も取られ、路上に放り出された。
女好きで自分勝手な『勇者』は面倒だったし、何より『聖女』に対してのアピールが見るに耐えなかったから別にそれは良い。

しかし、『勇者』は知らない。
俺が『元勇者』であり、たった一人で『魔王』を倒した世界最強の人間であること。
また、強者を求めた果てに俺が冥界にすら足を踏み入れていたこと。

そして何より、俺の相棒が『元魔王』だということを。

そんな『勇者』に嫌気が差し、『元魔王』と共に田舎生活を満喫しようとしたが―

「あなたが世界を救った『勇者』ですね?」

厄介なことに、『勇者』パーティで一緒だった『聖女』に『元勇者』だと特定されていた。

やがて、人々は知る。
『魔王』に『勇者』が勝利したことがどんな意味を持つのか。
俺が何故、『魔王』を『元魔王』と呼ぶのかを。

そんな中、追放を迫ってきた傲慢な『勇者』に『元勇者』は告げる。

「それじゃ、貸してた俺の仲間は返してもらおうか。なあ―『偽物勇者様』?」

いつしか『魔王』と呼ばれるようになった『元勇者』は大勢の部下や仲間達と田舎で隠居生活を送りつつ、平和を脅かす存在に陰ながらその力を振るうのだった―。


◇お知らせ◇
・2023年2月書籍化

◇注意事項◇
※基本はゆるめ。主人公は敵に容赦しないので「悪役が悪役を裁いてる状態」です。ざまぁ要素強め
※「こんな作品もあるんだな」という感じで読んでもらえると嬉しいです
※カクヨム、小説家になろう、アルファポリスで掲載中
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