秋嵐の獄、狐狗狸けらけら
終戦後、目まぐるしくうつろう世の中、復興に沸く巷にあって、
連日新聞紙面を賑わせていたのが、とある大店の蔵の床下から大量に発見された人骨のこと。
数、膨大にして推定二百体ほど。そのほとんどが赤子の骨。
どうやらここの女房の仕業らしい。
だが当人は行方をくらませており、当局の懸命な捜索にもかかわらず、
いまもって消息は不明であった。
そんなおり、ラジオが告げたのは季節外れの台風が列島を縦断するという情報。
ちょうど進路上に重なった和良簾村は、直撃を喰らい孤立することになる。
だが東北の山間部の深奥、僻地にあったこの村にとっては慣れたこと。
ゆえに慌てることもなくいつも通り。粛々と嵐が過ぎるのを待つばかり。
だがしかし、今回の嵐はいつもとはちがっていた。
村が嵐に閉ざされる前に、魔が入り込んでいたのである。
遠い対岸の火事であったことがなんら前触れもなく、
ふと我が身に降りかかってくることになったとき……。
仮面は剥され、克明に浮き彫りにされるのは人の本性。
嵐の夜、うっかり魔を招き入れてしまった駐在が味わう恐怖の一夜。
けれどもそれすらもが真の恐怖の序章に過ぎない。
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だがしかし、今回の嵐はいつもとはちがっていた。
村が嵐に閉ざされる前に、魔が入り込んでいたのである。
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仮面は剥され、克明に浮き彫りにされるのは人の本性。
嵐の夜、うっかり魔を招き入れてしまった駐在が味わう恐怖の一夜。
けれどもそれすらもが真の恐怖の序章に過ぎない。
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ふむふむ。
ここで出ましたか、コックリさん。
定期的に流行りますね。
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まあ、やらない方が身のため。
まして憑き物つきの家系で、現在まで成功し、人にやっかまれる程なら特にね。
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暗く、何となく重苦しさが伴った時代。
かの金田一耕助シリーズ、横溝正史が得意とした時代背景ですね。
まだまだ隠れ里の気質が残った時代でもあり、閉鎖的というより小規模で完結した村社会が社会全体の基盤でもあった頃です。
駐在赴任してきても、所詮は余所者。村の後家さんあたりと懇ろになり、子供が出来る位にならないと受け入れてはもらえない。
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