銀月のロスト
企業が支配する階層都市の下層。
十五歳の少年ユウは、戸籍も後ろ盾もなく、下層で生き延びてきた野良犬上がりの少年だった。
かつて命を救われた時に交わした約束をきっかけに、ユウは元企業工作員のタチバナに拾われ、酒場「銀月」を拠点とするファミリーに迎えられる。
そこでユウは初めて、“ロスト”として危険な仕事に関わっていく。
人探し、回収、警邏、敵性体の駆除。
銃を覚え、仕事を覚え、仲間を知りながら、ユウは少しずつ自分の名前を積んでいく。
白髪の少女ユイ。
上層から逃げてきた令嬢ラヘル。
欲望と暴力の街でユウを見定めるロストパラダイス。
汚れた街で、命は軽い。
けれど、守りたいものまで軽いわけじゃない。
これは、階層都市の底で生きる少年が、銀月の灯りの下で“ロスト”として歩き始める物語。
カクヨム・なろうでも投稿中です。
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