お嬢様がふたなりだと知った使用人のわたくしは、秘密のご奉仕に励みます

※こちらはふたなり女性×女性のR18小説です。




仲介所の紹介により、わたくしはグローセス王国南西の小領地を治めるリュトヴィッツ家にお仕えすることとなりました。
身の回りのお世話から厨房まで任せてくださっていた高齢の女主人を亡くしたわたくしは、頼る身寄りも行く当てもなく、途方に暮れていたのです。
そんなわたくしにとって、良い評判を耳にしていたリュトヴィッツ家にご紹介いただけたことは、またとない幸運でございました。

領主様の奥方は若くして逝去されたそうで、お屋敷にいらっしゃるのは領主様と、一人娘のリーゼ様のお二人だけ。わたくし以外の使用人は古くから仕える者が数名いるだけで、慎ましやかな暮らしぶりのようでした。

お嬢様付きのメイドとしてお仕えすることとなったわたくしは、穏やかなリュトヴィッツ家の皆様に迎えていただき、苦労もなく新しい暮らしに馴染むことができました。
すらりとした細身のお体で上品に衣装を着こなすリーゼ様は、切れ長の薔薇色の瞳と光を集める艶やかな金髪が印象的な美貌の持ち主です。メイドであるわたくしにもお優しい、尊敬できるお人柄のお嬢様に仕える毎日は、安穏と過ぎていきました。

リュトヴィッツ家にお仕えして半年ほどが経ったある日。
––わたくしは思いがけず、お嬢様の秘密を知ってしまったのです。

ふたなり(玉有)お嬢様リーゼ(17歳)×メイドのエレナ(22歳)
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