LAST Crossoverー館花琴音と織木 真々の交差点ー
直木賞作家・館花琴音(たちばな ことね)(34)は、言葉と証拠で人の嘘と依存を暴く“断罪者”。元警視庁エリートの探偵・織木真々(おき まま 男性 )(34)と共に、配信者のガチ恋炎上、投げ銭に溺れる経営者、善意を装うストーカーなど、歪んだ執着に侵された現代社会を次々と見切っていく。
だがその先に現れたのは、文壇を裏から操る巨大組織「Crossover」。言葉さえ封じられる絶望の中、彼女はそれでも書くことをやめない。やがて二人の戦いは、“声”に誇りを宿す新たな存在――朗読アイドル四人衆「fierteーフィエルテー」へと繋がっていく。これは、言葉で世界を撃ち抜く者たちの前日譚。
だがその先に現れたのは、文壇を裏から操る巨大組織「Crossover」。言葉さえ封じられる絶望の中、彼女はそれでも書くことをやめない。やがて二人の戦いは、“声”に誇りを宿す新たな存在――朗読アイドル四人衆「fierteーフィエルテー」へと繋がっていく。これは、言葉で世界を撃ち抜く者たちの前日譚。
あなたにおすすめの小説
【完結】私の出産日に初恋の人を選んだ夫、あなたを彼女に返品します
「子供っぽい嫉妬はやめろ」私が命懸けで出産した日、夫のヴィンセント侯爵は初恋の人の所へ行ってしまった。理由を説明して欲しいと言うと、子供っぽい嫉妬をやめろと厳しい声で言われてしまう。しかも初恋の相手がいきなりやってきて「侯爵様は昔から私を命懸けで助けてくれるんです」と悪びれもせずに言い放った。妻よりも初恋相手を優先する夫は必要ないので私は夫を初恋相手へ返品した。すると生まれてから一度も人に頭を下げたことのないヴィンセントが、ボロボロになって私に頭を下げてきて⋯⋯。
【完結】あなたの番は、もうどこにもいない
竜族の長・レオンハルトの「番」として選ばれたツェツィーリア。
十五歳で出会った彼に少しずつ惹かれ、十八歳になったら隣にいたいと願っていた。
けれど、ある術によって番の感覚が弱まったことで、レオンハルトは彼女を疑い始める。
「昔、お前に優しくしたのも、術の影響だったのかもしれない」
愛した日々まで否定されたツェツィーリアは、それでも自分の気持ちだけは手放さなかった。
やがて明らかになる真実。
遅すぎた後悔。
そして、命を懸けた別れの先で――。
これは、運命の番を失った少女が、自分の意思でもう一度愛を選ぶ物語。
朝ごはんの、その先に
三十歳を目前に、三年付き合った恋人に
「結婚は考えられない」と別れを告げられた佐伯未央。
失恋の翌朝、泣き腫らした顔で会社へ向かおうとした彼女を迎えたのは、
隣の部屋から漂う味噌汁の匂いと、無口で少し不愛想な隣人・朝比奈朔だった。
出版社に勤める朔は、整った容姿とは裏腹に、毎朝ちゃんと味噌汁を作るような人。
「ちゃんと食べてるか、気になる」
押しつけるでもなく、踏み込みすぎるでもなく、
ただ静かに差し出される優しさに、少しずつ救われていく未央。
失恋の痛みが薄れていく頃、気づけば心は、
“隣にいるのが当たり前になってほしい人”へと向かっていて――。
朝ごはん、味噌汁、おかえり、ただいま。
派手じゃない。
でも、ちゃんとあたたかい。
これは、大人になったふたりが
静かな毎日の中で見つける、じんわり甘い恋の物語。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
二十七日休まない夫を、いったい誰が働かせているのでしょう
王城勤めの夫ユリウスは、二十七日間休んでいない。
帰宅は日に日に遅くなり、ついには王城に泊まり込むようになった。それでも本人は「殿下が僕を必要としてくださっている」と嬉しそうに笑う。
ある夜、「今日こそ夕食には間に合う」と約束した夫は、また帰ってこなかった。
いったい誰が、夫をここまで働かせているのか。
王太子か、上司か、それとも仕事を押しつける同僚か。
夫と温かい夕食を食べる。ただそれだけの日常を取り戻すため、私は王城へ向かうことにした。