棘も飲み干すほど
「僕だけの、モデルになってくれないか」
売れない役者の、相田夕希(あいだゆうき)は、生活費を稼ぐため、家事代行のアルバイトをしていた。
その派遣先で彼が出会ったのは、若くして、その才能を世に知らしめた、小説家・間宮宗一郎(まみやそういちろう)。
相田の凡庸なその仮面の下に隠された原石を見出した間宮は、相田の役者としての才能を開花させると同時に、その心と体を自分の「作品」へと作り変えようと、少しずつ相田自身を侵食していく。
与えられる絶対的な支配と快感。
その中で、相田はこれまで知らなかった自分自身の奥底に眠る欲望と才能に目覚めていくと同時に、周囲との関係も少しずつ狂い始めていった。
浮世離れした年上小説家×売れない若手舞台俳優
フィクションのため、都合のいい描写を多く含みます。
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