弔い菩薩、行基、第三話「呪殺ー沙宅萬首」
巨星・不比等の死後、皇親(天武帝)勢力を代表する長屋王と、外戚である藤原氏一族を代表する藤原兄弟との間で長く続く不仲は更に悪化、深刻化した、だが、天武皇孫長屋王は、不比等死んでなお、その影に怯えていた、あの狼のような眼で睨まれただけで、生きた心地がしなかったあの恐怖を想うと心は圧し潰された、或る夜、汚らしい呪術師が訪ねて来た、その呪術師の言に従うと、一つ一つ、長屋王の心は晴れ、人々は衆って来た、
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