20XX年姥捨山法案可決
プロローグ
20XX年老人ばかり増えて若者の負担が大き過ぎるとようやく気付いた政府は、老人への保証を全て打ち切り、若者の子育て支援に大きく舵を切る事になった。
そして老人達は自給自足しながら山で暮らす事になった。
年齢が70を過ぎた順に年金代わりの鍬と種を渡され、総年金分の家付き田畑を下賜され山奥で暮らす事を余儀なくされた。
もし、山を降りて街に来た事が発覚した場合重い罰金が課せられる様になったばかりか、山村と街の間に関所を設けて監視員が置かれ、ゴム弾を装備した兵士も配備された。
そして今日俺は70歳を迎え、家を出た瞬間目の前にリムジンが止まっていて
「お迎えに上がりました」
黒服を着てサングラスを掛けた男達が、私を見てお辞儀をした後、我が家へと勝手に上がり込みアッという間に荷物を纏めてトラックに積み込んだ。
「では、参りましょう」
そう言って私を強引にリムジンへと乗せると、ゆっくり走り出した。
もう二度と見れない景色を眺めながら都会のビル群を抜けて高速に乗り私がこれから住む山村へと向かった。
のんびり連載
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