散灯病の君は、やがて誰の記憶からも消えてしまう

屋上で死のうとしていた僕を止めたのは、人気クラスメイトの花咲月歌。
彼女は”散灯病”という、存在が少しずつ薄れていき、やがて誰の記憶からも消えてしまう病気に侵されていた。
いつも普通に見えていたはずの彼女は、いつしか月灯りの下でしか、その姿を保てなくなっていった。
それでも僕は、彼女と過ごす日々の中で、「生きる意味」を少しずつ知っていく。
ーーこれは、消えていく君と、それでも前を向こうとした僕の、ひと夏の記録。
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