レシピノート
とある平凡な住宅地の交番に勤務する警官「俺」は、ある秋の夕暮れ、奇妙な相談を受けた。
相手は管轄地域内にあるアパートの管理人で、霊能者を自称する若い夫婦の部屋で何か起きたらしいから、一緒に来て欲しいと言うのだ。
同行すると、部屋の玄関から生臭い匂いの水が漏れており、ドアベルを鳴らしても返事がない。
事件の可能性を考慮し、管理人に合鍵を使わせて中へ入る。
廊下の先にあるダイニングキッチンには、豪華な料理が腐ったまま放置されており、その料理のレシピを異常な程の情熱で記したノートがあるだけだ。
夫婦の姿は見えなかった。何処に消えたのか?
捜索を始めた警官と管理人が、水漏れの原因である流し台の詰まったシンクを調べると、底へ長い髪の毛が大量に沈んでいる。
そして、その髪に包まれた状態で切断された女の人差し指を見つけた時、部屋の中で密かに進行していた怪異が二人へ牙を剥くのであった……。
× × × ×
ノベルアップ+、エブリスタ、小説家になろう、にも投稿しております。
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