【完結】マーガレット・アン・バルクレーの涙
●下呂温泉街に住む普通の高校生【荒巻恒星】は、若干16歳で英国の大学を卒業し医師免許を保有する同い年の天才少女【御坂麻愛】と期限限定で一緒に暮らすことになる。
麻愛の出生の秘密、近親恋愛、未成年者と大人の禁断の恋など、複雑な事情に巻き込まれながら、恒星自身も自分のあり方や進路、次元が違うステージに生きる麻愛への恋心に悩むことになる。
愛の形の在り方を模索する高校生の青春ラブロマンスです。
●姉妹作→ニュートンの忘れ物
●illustration いーりす様
レビューのような感想。
下呂温泉を地元とする高校生・恒星の一人称で進むストーリー。
両親の大学時代の同級生の娘で、かつ恒星の幼馴染みである麻愛がイギリスからやってきて、下呂の高校に通いだすところから話は始まる。
天才少女・麻愛は、その才能を発揮し、それゆえ青春らしい青春を送ってこなかった。下呂の地で、恒星の家に下宿しながら、「ごく普通の高校生活」をイギリスに帰国するまでの期間限定で経験する麻愛。
彼女を家族同様に、なおかつ幼馴染みとして、見守り帰国させることを決心した恒星だったが、麻愛と過ごす時間の中で、その想いを変化させていく。
女性が医者になれなかった時代、男性と偽って医者として一生を送ったとされるマーガレット・アン・バルクレーと重ね合わせることで麻愛の生きざまが浮き出てくる描写と展開に引き込まれる。
青春時代を、悩み迷う恒星の目を通じ、読者はイギリスから来た麻愛の気持ちを推し量り、見つめることになる。
恒星の一人称ゆえ、恒星自身の気持ちと麻愛の気持ちがわからない描写にジリジリとしつつ、二人の普通っぽく装った、特別な時間を追体験することになる。
瑞々しく、かつ、細やかで危うげな青春を、現代の下呂を舞台にして描く小説である。
「73 紙は彼女と僕に下呂温泉街を散策させた」まで読みました。
恒星の一人称にこだわった作品が、成功していると思います。十代の感性が大人に向ける視線だったり、麻愛への想いだったり、揺れ動く感じが、伝わってくるように感じます。
歴史上の医師の葛藤が、麻愛の境遇と重なり、今後の展開に重なってくるのでしょうか。
エピソードごとに、小さな起承転結があり、さらに、伏線を敷いているゆえ、先が気になる部分も多い。
ここまで、本当に面白く読みました。
「出生の秘密を曝露した4」まで読みました。
おお~、そうなのか~。
世界は広くて狭い、が両立している、そんな感想を持ちました。
また、主人公たちの気持ちは、ここまで「鈍感力」を競いあってるなぁと感じました。
面白く、読み進めています!
13話まで読みました。
小さな(閉じた)町に、皆が知り合いの状態の中、麻愛が入ってくる。微妙に変わる人間関係、すれ違う想い。
区切られた期間の青春のやり直し。
弓道は詳しく知らないのですが、とても日本的なことを、イギリスと対照させていると感じました。
激しい動ではないけれど、「静」ではない青春の描写が、とてもいいなぁ。
また読みにきます。
『なのに数年拗らせた感情も上乗せされて、すでに彼女は僕の想像以上の破壊力だった。』
いいですね~破壊力!
1章読ませていただきましたが、源泉の描写、すごくよかったです!
主人公の一人称が効果的にドキドキを伝えてくれます。
最後のヒキも効いてる!
恋愛物はいいですね~!
引用ツイート
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