義理の娘がバスルームから私に懇願した。「お義父さん、入ってきて。もう我慢できないんでしょ?」
深夜二時、尿意で目が覚めた俺は、廊下の奥にある浴室へ向かった。
ところが浴室の前まで来た瞬間、足が止まった。湯気のこもった浴室の中、浴槽に身を沈めている美羽の姿が、浴室カーテン越しにぼんやり浮かんでいた。
すぐに引き返すべきだった。
なのに、足が床に張りついたように動かなかった。ようやく我に返り、自分の部屋へ逃げ戻ろうとしたとき、スマホが震えた。
画面には、美羽からのメッセージが表示されていた。
「お義父さん、入ってきてください。もう我慢できないんでしょう?」
スマホを握る手のひらに、汗がにじんだ。
五十年以上生きてきて、俺はずっと自分をまともな人間だと思っていた。妻を亡くしてからは、女遊びひとつせず、息子だけを育ててきた。だが俺を深いところへ引きずり込んだのは、見知らぬ女ではなかった。
息子の嫁だった。
ところが浴室の前まで来た瞬間、足が止まった。湯気のこもった浴室の中、浴槽に身を沈めている美羽の姿が、浴室カーテン越しにぼんやり浮かんでいた。
すぐに引き返すべきだった。
なのに、足が床に張りついたように動かなかった。ようやく我に返り、自分の部屋へ逃げ戻ろうとしたとき、スマホが震えた。
画面には、美羽からのメッセージが表示されていた。
「お義父さん、入ってきてください。もう我慢できないんでしょう?」
スマホを握る手のひらに、汗がにじんだ。
五十年以上生きてきて、俺はずっと自分をまともな人間だと思っていた。妻を亡くしてからは、女遊びひとつせず、息子だけを育ててきた。だが俺を深いところへ引きずり込んだのは、見知らぬ女ではなかった。
息子の嫁だった。
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