『銀幕紙芝居』〜『猫たちの時間』6〜
俺、滝志郎。人に言わせれば『厄介事吸引器』。世の中には自分とそっくりな人間が3人は居ると言う。英京悟、周一郎の仕事上野片腕として選ばれた奴。こいつがやることなすこと俺そっくり、俺に代わるように公私ともども周一郎に関わり始める。俺はと言えば、ほのかな初恋の相手、城本百合香に再会したものの相手は妊娠中、哀しい恋の葉てと聞けば情にほだされての求婚に、それはそれでと頷いてしまう。俺達の縁もここまでかもしれないな。あばよ、周一郎。 役の駆け引き入り乱れ、嘘が真実、真実が嘘。暗い舞台に退いた銀幕、一夜限りの夢芝居。明暗切ない『猫たちの時間』第6弾。
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