【耳かきジョニーの事件メモ】耳とブロンズベリーの夜
壁のない街と耳朶のモンスターが棲息する異世界で大掛かりな選挙陰謀がうずまく。聴診器退治屋のジョニーは事件に巻き込まれた。
「頼むよ。夜も寝られない」と懇願され客先に出向くと天井にびっしり耳朶《みみたぶ》が生えていた。
「夕方までにやってくれ。金は幾らでも出す」
依頼人は涙目で頭を下げた。
「わかった」
耳掃除職人のジョニー黒柳は聴診器の駆除を副業にしている。
客の男は土浦厳と言った。壁のある街から来た男と称しているが素性は誰も知らない。
仮名らしい事は向かいのピアノ屋から聞いた。
黒柳にとっては来歴より金払いが問題だった。
黒柳は暇なピアノ職人の噂話に生返事をしながら天井に昇った。
すると耳朶がピクピクと震えて何かアピールしていた。
「頼むよ。夜も寝られない」と懇願され客先に出向くと天井にびっしり耳朶《みみたぶ》が生えていた。
「夕方までにやってくれ。金は幾らでも出す」
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「わかった」
耳掃除職人のジョニー黒柳は聴診器の駆除を副業にしている。
客の男は土浦厳と言った。壁のある街から来た男と称しているが素性は誰も知らない。
仮名らしい事は向かいのピアノ屋から聞いた。
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