灰かぶりと宝石姫

妹はすべてを持っていた。

同じ父母から生まれたはずであるのに、姉である私は、何一つ妹のシリーに敵わなかった。

賢さでも、政治のうまさでも、芸術の才能でも、王族としてのマナーでも、ダンスでも、女としての美しさでも、圧倒的に妹に劣っていた。

父である王が死んだ次の日の夜、

そんな妹が、言ったのだ。

「私の全てをあげるから、その後、私が生きていくのを許して」

そして私は思い知る。決して多くは語らなかった妹の本当の思いを。

王家に生まれた姉妹の恋と愛情の物語。
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