【完結】婚約破棄された悪役令嬢は童貞公爵様の恋愛指南役となる

 ヴィンセント伯爵令嬢マーレイは、華やかな美人ゆえにお高くとまっており、男遊びが激しいと人々から誤解を受けているが、勝気な性格ばかりが表立つものの、実は繊細な心を持つ初心な乙女だ。
 ある日、婚約者であるバルモアから婚約破棄を宣告される。
 婚約破棄の理由は、マーレイからの冷酷な仕打ちの数々とのこと。
 全く身に覚えのないマーレイだが、実はバルモアにはフローレンスという愛人がおり、彼女を妻に迎えようと画策していたのだ。
 社交界ですっかり笑われ者となったマーレイは、悲しみを隠して気丈に振る舞う。
 そんなとき、シェカール公爵サーフェスから極秘裏に呼び出された。
 この呼び出しを契機に公爵に見初められたなら、娘の起死回生、汚名返上になると踏んだ父は喜んで承諾し、マーレイは彼の屋敷へと赴いた。
 サーフェスは命じた。
「童貞の私に恋愛指南してくれ」と。
 仮面舞踏会で運命の出会いとやらをした「かすみ草の淑女」なるレディに求婚するために。
 だが、その「かすみ草の淑女」こそ、正体を隠したマーレイだった。
 


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