「適当でいいから寝かせてくれ」と丸投げしたら、有能すぎる部下たちが深読みして世界一の大帝国を創り上げてしまった件
ブラック企業で過労死した男は、異世界の弱小国「ランズベリー王国」の若き王・ロイドとして転生した。
借金まみれ、特産品なし、軍事力ゼロ。
普通なら絶望する状況だが、前世で働きすぎたロイドの目的はただ一つ。
「今世こそは絶対に働かない。王の権力を使って一生ぐうたらしてやる!」
そう固く誓ったロイドは、降りかかる国のピンチに対し、
「適当に特産品でも作って売れば?」
「あー、もう谷間に引きこもって蓋しちゃえば?」
「適当に話し合って解決してきて」
と、前世で培った「究極の丸投げスキル」を発揮し、さっさと寝室へ引きこもる。
しかし、彼の部下たちは別ベクトルで規格外の天才(かつ重度の深読み体質)ばかりだった!
「あんな絶望的な状況で眠れるとは……ハッ! 陛下にはすでに勝算があるのか!」
「『谷間に蓋』……まさか敵軍を水攻めで一網打尽にするおつもりか!」
「圧倒的な力を見せつけ、血を流さずに屈服させろという至高の王命……!」
適当な指示がなぜか「神算鬼謀」へと変換され、有能すぎる部下たちは完璧な実務能力で次々と奇跡を起こしていく。
思いつきで作らせた特産品(エアコン)は世界中でバカ売れし、敵国は無血開城、超大国の姫と聖女は勝手にデレて、気がつけば世界中の富と権力がロイドのもとに集結していた。
「嘘だろ……なんで俺、世界一の弱小国の王様から、全大陸のCEO(世界皇帝)に昇進してんの!? 俺の有給どこいった!?」
休みたいのに休めない!
ただ適当に相槌を打っていただけなのに、なぜか世界一の明君として崇め奉られてしまう、ストレスフリーな勘違い系・内政ファンタジー開幕!
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