拝啓、婚約者様。ごきげんよう。そしてさようなら
公爵家を継ぐ予定の婚約者がいながら、だ。
クロエの婚約者、クライヴ・コンラッド公爵令息は、婚約が決まった時から一度も婚約者としての義務を果たしていない。
クライヴは、ずっと義妹のファンティーヌを優先するからだ。
「ファンティーヌが熱を出したから、出かけられない」
「ファンティーヌが行きたいと言っているから、エスコートは出来ない」
「ファンティーヌが」
「ファンティーヌが」
だからクロエは、学園卒業式のパーティーで顔を合わせたクライヴに、にっこりと微笑んで伝える。
「私のことはお気になさらず」
すぐ言うよね
私が男爵令嬢だからですか!
本人が一番気にしそうだよね
学園内は平等とは礼儀、マナーを無視していいわけではないんだけどね。
相手に敬意をもってるからこそ、敬う行動に並んだけどね普通は。
王侯貴族たちは贅沢もするけど重責も担ってるからね。王族たちなんて学生でも公務してるしね。
婚約者というものに反対だからと婚約者いる人にアプローチして言い訳ないし、ましてや婚約者いるのに無視して話すとか突然腕掴むとかないな。
平民同士でもない!喧嘩になるよね。
【妄想劇場〜あなたの隣で強くなる。】
「それから・・・ミリー様は『学園では皆平等のはずよ!』もおっしゃってましたが、ここは学園の中ではなくってよ」
そう、ここは学園の内側でありながら、王宮と同じ扱いがされる部屋。
大使館では向こうの国の法が適用されるように、この部屋では学園のルールは無効となり、王宮と同じく扱われる。
つまりミリー様は、王宮内部でシリル王子の婚約者に無礼を働いたこととなる。
「知らないとは言わせませんよ、入学時に説明を受けたはずですからね」
>「家に帰って、お父様お母様に聞いてごらんなさい。
【妄想劇場〜身分の違い】
「……と言われたんですけど」
ミリーは家に帰って両親に聞いてはみたが……
「やらり他国でも貴族は貴族か」
「貴族の意識を変えるにはこの国だけではダメって事ね」
男爵夫妻は自身が男爵家として貴族てある恩恵を受けているにも関わらず、人は皆平等てあるべき、と妄想を抱いていた。
「ミリー、お前は間違っていない」
「そうよ、シリル殿下を通じて上から変えてゆくのよ」
「はい、お父様お母様」
ちなみにこの男爵夫妻、地球の2011年に「アラブの春」で心半ばに亡くなった少年少女が転生した者たちである。
なまじ、二人とも男爵家に生まれてしまったばかりに、平民の暮らしを知らない。
2024年現在、彼らの前世の祖国では「アラブの冬」を迎えている。
あー、転生者とかお花畑なヒロインにありがちなキャラですね。
まあ、まだ学園ではってだけだからマシかな。爵位が上だからと強要はされないだろうし、マナーは守ろうってことなんだし、社交界に出る前の予行演習的側面もあるだろうしね。
身分差があるのがおかしいの前に嫌がる人に無理強いしたりまとわりついてはいけないっていうのはどう思うんだろうね。
婚約者がいる人にまとわりつかないもだね。普通に恋人や伴侶のいる人にしていいことでないのと一緒なんだけどね。
婚約といっても契約結婚とは限らないしね。
王族や高位貴族の婚約で自分達や国が利益を得、守られていることもあるんだけどね。
昔読んだ話でそういうことを他国から嫁いできた元王女の王妃に対して言ってブチギレされてたなあ。
上辺しか見てない感じで恩恵は受けてるのに気づかずそれに見合う義務は果たさず高位貴族の優遇されてるところにしか目がいかない感じかな。
シリルもお疲れ。話通じない人との会話疲れるよね。
更新ありがとうございます。
ストーリー構成として必要なのかもですが、男爵令嬢の調査をシリル自身がすることないのでは?
それでまんまと引っ掛かったらまた婚約破棄。。。
恋愛感情が薄いヒロインに無理矢理恋愛感情持たせようとするのもどうなんでしょう?
シリルの押しも弱い(押す気がない)し。
【妄想劇場】
フェルゲン公爵「12歳差なんて、政略結婚では普通だよ」
公爵夫人「私の知り合いの王女は8歳の時に、20歳の他国の国王と婚約してましたわね」
王太子妃の姉「キャルの事だから、60代の想い人を連れて来る可能性も考えてたわ」
キャリーヌ「……とのことです」
クロエ「流石に40歳差は無いでしょ?」
某お笑い芸人「呼んだ?」
クロエ「いた!!!」
わー、ヤバい人だ。
平等とはいえマナーは必要だし、本格的に社交界に出るための練習の場って感じだろうしね。そりゃあ、一歩出たら学園ルールは適応されないよね。
その場では罰しなくても印象悪くなるだけでもマイナスになると思うけどね。された本人はしなくても周りで聞いてた学生の親は忖度するかもだし。
ご両親はわかる人だといいけど。
懲りないで同じことしそうではあるよね。
コミカライズした某なろう作品で、
侯爵令息より、爵位をいただいている男爵当主の方が上!
……てのがあったな。
その主人公、辺境伯になって、
公爵令嬢と王女と、騎士団長(女性エルフ)、魔族の皇女と婚約するんだがw
あれ?聖女とも婚約したっけ?
キャリーヌで思い出したんだけど、
数年前にやってた「ウルトラマンZ(ゼット)」にヨーコ先輩がいてね、
そのヨーコ先輩は年上好きなのよ。
ウルトラマンZは約5000歳、
あとはわかるね?
「ゼットさまぁ♥」
【妄想劇場】
「本当に、本当に申し訳ございません!!」
「いえ、キャリーヌ様の責任ではありませんし」
キャリーヌ様【は】私に何の害も加えなかった。
……が、
「余所者の伯爵令嬢のクセに生意気なのよ!
婚約者の座をキャリーヌ様に譲りなさい!!」
……という阿呆が何人も出てきた。
キャリーヌ様の従姉妹だったり、親戚筋だったり、自称友人だったり、フェルゲン公爵家の同派閥の家の令嬢だったり……
【妄想劇場〜新たな友人】
「クロエ様、お願いがありますの!!」
初対面から数日後、登校してカバンを置くヒマもなく、キャリーヌ様から言われた。
聞けば、私の護衛として同行してきた1人に一目惚れしたらしい。
その騎士は私の護衛団の中で最年長で、私たちより15歳も年上。
私の護衛団に組み込まれるくらいだから優秀なのは否めないけど……平民だけど、公爵令嬢のお相手に紹介して良いのかな?公爵様に怒られない?
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