断片
断片です。
あなたにおすすめの小説
公爵家の隠し子だと判明した私は、いびられる所か溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
実は、公爵家の隠し子だったルネリア・ラーデインは困惑していた。
なぜなら、ラーデイン公爵家の人々から溺愛されているからである。
普通に考えて、妾の子は疎まれる存在であるはずだ。それなのに、公爵家の人々は、ルネリアを受け入れて愛してくれている。
それに、彼女は疑問符を浮かべるしかなかった。一体、どうして彼らは自分を溺愛しているのか。もしかして、何か裏があるのではないだろうか。
そう思ったルネリアは、ラーデイン公爵家の人々のことを調べることにした。そこで、彼女は衝撃の真実を知ることになる。
恋人に「お前ただの金蔓だから」と言われた場合の最適解
エイ
恋愛
魔法師団に勤めるエリザは、士官を目指す恋人のために学費や生活費を援助していた。
だがある日、恋人の誕生日をお祝いするためプレゼントを持参して彼の家を訪れると、その場で恋人とその友人たちから酷い罵倒をされてしまった。そして自分はただ都合よく利用されていただけと知る。
ただの金蔓だったと嘲笑され突き飛ばされ言い返すこともできず、失意のままその場を後にした。
呆然と公園のベンチに座り込み、夜が更けてもそこを動けずにいたエリザだったが、気が付くと隣に薄汚れた男が腰かけていた。
エリザが持っていたケーキの匂いにつられてきたらしいその男にそれを渡してやると、こんなところに座り込んでいる理由を言い当てられ、それをきっかけについ恋人から受けた仕打ちを話してしまう。
同情されるかと思いきや、自業自得のような言い方をされ、ついカッとなるエリザに対し、男はとんでもない提案を持ち掛けてくる。
『そのクズ男の後釜に、僕を飼いません?』
クズの見本のような発言に呆れつつも、エリザは捨て鉢な気分でうっかり了承してしまうのだった。
半身(はんみ)
むとう けい(武藤 径)
大衆娯楽
裏通りにひっそり佇む居酒屋「裏話」
常連客がここだけの話といいながら裏話をおいてゆく。
ひょうんなことからヤモリに転生してしまったタクさんこと浦野タクヤも店の常連客の一人だった。
千紫万紅〜終末世界に咲く華乙女〜
ベアトリーチェ
ファンタジー
かつて人類が繁栄していた世界は、今や荒廃し、自然がその姿を取り戻しつつあった。
この世界で神は人類を消し去り、花々と昆虫たちに人の姿と力を与えた。
「華乙女」は自然の美しさを守るために生きていたが、その自然を破壊し、世界を支配しようと企む「昆虫騎士団」が現れた。
物語の主人公、ヒガンバナは昆虫騎士団の企みを阻止するため、仲間とともに旅に出かける。
パパが大好きで喜びを爆発させる男の子
ショタ太郎
BL
男の子の父親ジョンはようやく地元の空港に降り立った。
出張先でのトラブル続きで、体力も精神力も尽き果てたが、今はただ一つのことを考えていた。
わが子の顔が見たい。妻を失ってから、ジョンにとって子どもたちはこの世のすべてになった。
心の中で、ルーク(7歳)とリサ(9歳)が無事でいてくれることを祈りながら、空港の出口に向かう。
その瞬間、遠くからルークの元気な声が響いてきた。ジョンは一瞬、疲れが吹き飛んだ。小さな青い瞳と金色の髪の少年が、全速力で駆け寄ってくるのが見えた。
雪白のプラチナホワイト ~テレージア~
榊原 梦子
ファンタジー
リラの国出身の、白い肌・金髪碧眼を持つ少女テレージアは、貧しい家の出の長女で、弟や妹の学費を稼ぐため、医療魔術師となり、メルバーンの国に働きに出ていた。テレージアは、聖フェーメ団という魔法ギルドに入り、そこで働きはじめ、ギルドのつわもの・パトリックと、彼と親しいローレライと出会う。やがて、テレージアとパトリックは愛し合い、恋人同士となる。しかし、数年がたち、二人が婚約し始めたころ、戦争を防ぐためのギルドの任務で、テレージアは矢傷を負い、パトリックも重傷を負う。テレージアは、傷の処置が遅れたのもあり、出産できない体になり、「私はパトリックにはふさわしくない」と言って、ギルドを去り、リラの国へ戻ってしまう。
ローレライは、テレージアのことを気にかけ、メルバーンに戻ってこないか、と手紙を送り続け、テレージアの家に仕送りも続ける。しかし、テレージアからの返事は来ないまま。5年後、なんととある日、ついにテレージアからの返事が来る。彼女は、故郷で医者として暮らしているという。ローレライは、パトリックにもこのことを話し、単独でリラの国に住むテレージアのもとへと向かう。そして、思いを告げたローレライとテレージアもまた、結ばれる。
ローレライの説得で、メルバーンの国へ戻ったテレージアは、パトリックとも再会し、パトリックとローレライ二人との結婚式を挙げる。しかし、その後、冥王ハデスによる世界決戦が勃発し、パトリックとローレライは、ギルドを抜け、民衆を守るよりも、(世界を裏切ってでも)、テレージアを守ると決意し、なんとか生き残ろうと戦いを試みる。
【本編完結】この度、記憶喪失の公爵様に嫁ぐことになりまして
春野オカリナ
恋愛
アシュリーは、義妹ウルスラの代わりにエステル公爵家に嫁ぐことになった。
でも、公爵は5年前から記憶喪失で、精神年齢は10才の子供。
嫁いだといっても遊び相手のようなもので、当然、社交もしなくても構わない。
三食昼寝付きの生活は至極快適なのだが、何処かおかしい。
※この作品は第一章〜第三章までの三部作になっていますが、全て主人公は別々になっています。
※第一章はシリアス混じりのコメディ風味で、第二章は、シリアス。第三章はコメディ風味のシリアスとなってます。因みに婚約破棄は全てに付いてます。