【完結】他に好きな人ができたと婚約破棄して、一方的にいなくなった男が、記憶喪失になって帰ってきました。
ここは、南の小国オークス国。国王の一人娘ランの魔法研究室。久しぶりに一人の男が魔法研究所に訪れる。大柄な体に、短髪の黒髪に、黒目の男。その顔を見るなり、ランは顔をしかめた。忘れたくとも忘れられない男が、そこに立っていたからだ。
「えーと、そのぉ、確かにお飾りの婚約者を募集すると言ってましたけど…。」
「その看板を見て来た。何か問題があるか?」
「問題ありすぎですよ。君、つい一年半前、私と婚約破棄しましたよね?」
「そうなのか。記憶にない。」
「はい??あのねぇ、流石に酷いですよ。他に好きな人ができた、とか言って、一方的に婚約破棄して出て行ったのは、君の方です。しかも、この研究所に火をつけて燃やそうともしましたよね?」
「そりゃあ酷いな。」
「しらばっくれないでください。全部君がしたことですよ?マレー君。」
なぜあなたは私を捨てていなくなったのですか?
「えーと、そのぉ、確かにお飾りの婚約者を募集すると言ってましたけど…。」
「その看板を見て来た。何か問題があるか?」
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「そうなのか。記憶にない。」
「はい??あのねぇ、流石に酷いですよ。他に好きな人ができた、とか言って、一方的に婚約破棄して出て行ったのは、君の方です。しかも、この研究所に火をつけて燃やそうともしましたよね?」
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