ごはん炊きさんはふっくらがお好き
人間の王と宗教が支配する世界では、
エルフや獣人族は「祝福された命」として売買されていた。極悪非道の冷酷な奴隷商人として知られる男のもとで、ひとりの家政婦が働くことになる。
彼女は彼を恐れながらも、種族や立場を問わず人の話を聞き、温かな食事を差し出した。
男は、彼女の何気ない振る舞いに心を奪われていく。
命に値が付けられる世界で、優しさが命を脅かす世界で、誰も助けてはくれない世界で、
これは、救済を隠して生きる奴隷商人と、救済だと知らずにご飯を作る、ごはん炊きさんの、
ファンタジー恋愛譚。
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