恋の終わりを決めた日から、私の時間が巻き戻る
恋の終わりを決めた夜、美咲は黙って彼の部屋を出た。
テーブルには冷めたコーンポタージュ。収集日の付箋を貼ったゴミ袋が二つ。スマホの連絡先に残ったのは、蓮の名前だけだった。
友達も、好きな服も、少しずつ手放してきた。合わせることが正しいと信じて、聞かずに「正解」を決めつけてきた。
別れの翌朝、目を覚ますと——日付は、蓮との初デートの日。
あの日、聞けなかった言葉を、もう一度。
やり直すのは、時間ではなく、私自身。
1話完結の恋愛短編。
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