彼女が二人の思い出をゴミ袋に詰めて出ていった日、俺の時間が巻き戻る
残業で遅く帰った夜、部屋は真っ暗だった。
美咲の靴はない。テーブルには冷めきった、俺の好きなコーンポタージュ。リビングには、収集日の付箋が貼られたゴミ袋が二つ。
本音を言わなくなった彼女。何も聞かなかった俺。二人とも、ずっと終わり方を探していた。
別れの翌朝、目を覚ますと——日付は、美咲との初デートの日。
今度こそ、ちゃんと聞く。一人で決めつけない。
※『恋の終わりを決めた日から、私の時間が巻き戻る』の蓮視点・反転sideです。どちらから読んでも完結します。
1話完結の恋愛短編。
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