夢カフェ 眠りと夢の世界へいざなうカフェの店員はじめました

「眠りたい……好きなだけ、心ゆくまで眠りたい……」

 会社を退職し、心の疲労から眠れなくなってしまった六藤逢は、『好きなだけ眠れる』『夢の世界に入ることができる』カフェ、夢幻館にたどり着く。

 店主の城川によって案内された眠りと夢の世界は、絵と音楽とお菓子に包まれた、確かに癒しの時間だった。しかしその世界の奥で逢は、涙を流す、知らない男の子と出会い――そこで逢は目を覚ました。

「あなたは本当の、自分だけの夢の世界を見つけられていないのでしょう」

 と、城川は言う。
 そして泣いている男の子は、逢の深層心理だと彼は言うのだが……?

 逢は自分の夢を見つけ出すため、男の子の正体を突き止めるため、夢幻館で働きはじめる。
 そこにやってくるお客様は、誰もが不眠と夢で悩んでいた――

 これは夢に漂い、夢を求め、夢を楽しむ人々のカフェ物語。
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