国から見限られた王子が手に入れたのは万能無敵のS級魔法〜使えるのは鉱石魔法のみだけど悠々自適に旅をします〜

「どうしてこうなった」

 十歳のある日、この日僕は死ぬ事が決定した。
 地水火風四つの属性を神とする四元教、そのトップであり、四元教を母体とする神法国家エレメンタリオの法皇を父とする僕と三人の子供。
 法皇の子供は必ず四ツ子であり、それぞれが四つの元素に対応した魔法の適性があり、その適性ランクはSクラスというのが、代々続く絶対不変の決まり事だった。
 しかし、その決まり事はこの日破られた。
 破ったのは僕、第四子である僕に出るはずだった地の適性ランクSが出なかった。
 代わりに出たのは鉱石魔法という、人権の無い地の派生魔法のランクS。
 王家の四子は地でなければ認められず、下位互換である派生魔法なんて以ての外。
 僕は王族としてのレールを思い切り踏み外し、絶対不変のルールを逸脱した者として、この世に存在してはならない存在となった。
 その時の僕の心境が冒頭のセリフである。
 こうした経緯があり、僕としての存在の抹消、僕は死亡したということになった。
 そしてガイアスという新しい名前を授けられた上で、僕は王族から、王宮から放逐されたのだった。
 しかしながら、派生魔法と言えど、ランクSともなればとんでもない魔法だというのが分かった。
 生成、複製、精錬、創造なども可能で、鉱石が含まれていればそれを操る事も出来てしまうという規格外な力を持っていた。
 
 この話はそんな力を持ちつつも、平々凡々、のどかに生きていきたいと思いながら旅をして、片手間に女の子を助けたり、街を救ったり世界を救ったりする。
 そんなありふれたお話である。


---------------------

カクヨムと小説家になろうで投稿したものを引っ張ってきました!
モチベに繋がりますので、感想や誤字報告、エールもお待ちしています〜
24h.ポイント 14pt
56
小説 33,504 位 / 223,516件 ファンタジー 4,892 位 / 51,989件

あなたにおすすめの小説

後日譚追加【完結】冤罪で追放された俺、真実の魔法で無実を証明したら手のひら返しの嵐!! でももう遅い、王都ごと見捨てて自由に生きます

なみゆき
ファンタジー
魔王を討ったはずの俺は、冤罪で追放された。 功績は奪われ、婚約は破棄され、裏切り者の烙印を押された。 信じてくれる者は、誰一人いない——そう思っていた。 だが、辺境で出会った古代魔導と、ただ一人俺を信じてくれた彼女が、すべてを変えた。 婚礼と処刑が重なるその日、真実をつきつけ、俺は、王都に“ざまぁ”を叩きつける。 ……でも、もう復讐には興味がない。 俺が欲しかったのは、名誉でも地位でもなく、信じてくれる人だった。 これは、ざまぁの果てに静かな勝利を選んだ、元英雄の物語。

元皇子の寄り道だらけの逃避行 ~幽閉されたので国を捨てて辺境でゆっくりします~

下昴しん
ファンタジー
武力で領土を拡大するベギラス帝国に二人の皇子がいた。魔法研究に腐心する兄と、武力に優れ軍を指揮する弟。 二人の父である皇帝は、軍略会議を軽んじた兄のフェアを断罪する。 帝国は武力を求めていたのだ。 フェアに一方的に告げられた罪状は、敵前逃亡。皇帝の第一継承権を持つ皇子の座から一転して、罪人になってしまう。 帝都の片隅にある独房に幽閉されるフェア。 「ここから逃げて、田舎に籠るか」 給仕しか来ないような牢獄で、フェアは脱出を考えていた。 帝都においてフェアを超える魔法使いはいない。そのことを知っているのはごく限られた人物だけだった。 鍵をあけて牢を出ると、給仕に化けた義妹のマトビアが現れる。 「私も連れて行ってください、お兄様」 「いやだ」 止めるフェアに、強引なマトビア。 なんだかんだでベギラス帝国の元皇子と皇女の、ゆるすぎる逃亡劇が始まった──。 ※カクヨム様、小説家になろう様でも投稿中。

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話

猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。 バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。 『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか? ※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です ※カクヨム・小説家になろうでも公開しています

『英雄因子を奪われた俺は、最強の育成都市を壊すことにした』〜天才を生むためだけに利用された“才能供給者”の静かな復讐〜

まさき
ファンタジー
この世界では、生まれ持った「英雄因子」によって人生の全てが決まる。 剣の才。 魔力適性。 身体能力。 属性との親和性。 優れた因子を持つ者は英雄候補として讃えられ、 劣った者は生きる価値すら否定される。 各都市国家は“最強の英雄”を生み出すため、 子供たちを徹底的に育成し、 才能ある血統を管理する時代。 そんな世界で、 辺境の村に暮らす青年レオンは、 静かに生きることだけを望んでいた。 だがある日、 彼の中に眠る“歴代最高クラスの英雄因子”が発覚する。 かつて世界を救ったとされる 《疾風の勇者》の末裔。 その希少な才能を狙い、 育成都市、王家、研究機関、貴族たちは 彼を“国家資産”として奪い合い始める。 「才能は世界のために使われるべきだ」 その言葉を正義のように掲げながら、 人々は子供たちを選別し、 失敗作を切り捨て、 才能を持つ者だけに価値を与えていた。 レオンもまた、 “未来の英雄を生み出すための存在” として利用されていく。 だが彼は、 各都市を巡る中で知ってしまう。 英雄育成の裏で踏みにじられてきた、 無数の人生を。 速さだけを求める都市。 感情を捨てさせる教育国家。 才能の数値で身分が決まる学院。 そして、 英雄因子そのものを支配していた王家。 さらに、 世界を救ったとされる“勇者伝説”すら、 巨大な嘘だった。 レオンの血統は、 英雄ではない。 世界を滅ぼす災厄を封じるための、 “鍵”として作られた血だったのだ。 やがて封印は崩壊し、 世界は混乱へ向かう。 王家は全人類を因子管理下に置こうとし、 人々はさらに才能による支配へ飲み込まれていく。 その中でレオンは決意する。 生まれ持った才能で、 人生を決められる世界そのものを壊すと。 これは、 利用され続けた青年が、 “英雄”ではなく、 一人の人間として自由を取り戻すための物語。 そして―― 才能だけでは測れない未来を、 世界に取り戻すための反逆譚。

転生したら追放された元賢者が俺だけ最強スキル持ってた件──塔の最上階から伝説を始める

ホタ
ファンタジー
かつて英雄パーティーにいた賢者ルシエルは、仲間の裏切りで追放される。 だが彼の手には、誰にも知られぬ「塔制覇」の唯一スキルが残っていた。 最下層から始まる異世界塔の試練、次々現れる魔獣と傲慢な貴族たち──彼を見下した者たちが全員ざまぁされる。 失った仲間、封印された記憶、そして真の力の覚醒。 塔の最上階にある“神の玉座”を目指す旅路が、いま始まる。

【老化返却】聖女の若さは俺の寿命だった〜回復魔法の代償を肩代わりしていた俺を追放した報いだ。回復のたびに毛が抜け、骨がスカスカになるが良い〜

寝て起きたら異世界じゃなくて会議室だった
ファンタジー
「寿命を削って回復してやってたのに……感謝すらしないんだな」 聖女パーティの荷物持ち兼回復術師だった俺は、ある日突然パーティを追放された。 理由は「回復魔法のコストが寿命で、もうすぐ死ぬ無能はいらない」という勝手な思い込み。 だが、彼らは知らなかった。 俺の正体が、この世界の生命を司る**【世界樹の根源】**そのものだったことを。 俺の寿命は無限であり、俺がパーティにいたからこそ、彼らは「若さ」と「健康」を維持できていたのだ。 「俺がいなくなったら、誰が君たちの老化を止めるの?」 俺がいなくなった途端、聖女たちの身体に異変が起きる。 回復魔法を唱えるたびに、自慢の金髪はバサバサと抜け落ち、肌は土色に。 若さに溺れていた彼女たちは、骨がスカスカになり、杖なしでは歩けない老婆のような姿へと変わり果てていく。 一方、解放された俺は隣国の美少女皇女に拾われ、世界樹の力で枯れた大地を森に変える「現人神」として崇められていた。 「今さら戻ってきて? ……悪いけど、そのハゲ散らかした老婆、誰だっけ?」 すべてを失ってから「俺」の価値に気づいても、もう遅い。 これは、恩を仇で返した連中が、自らの美容と健康を代償に破滅していく物語。

規格外の【最適化】スキルで異世界を駆け上がる〜落ちこぼれ扱いされた青年は、万物を極めて最強の冒険者となる〜

kuni
ファンタジー
現代日本で平凡な日々を送っていた青年・カナタは、事故から子供を庇って命を落とし、剣と魔法の異世界「エルディス」へ転生する。女神から与えられたのは【最適化】という謎の固有スキル。 初期ステータスが低かったため、周囲からは「ハズレスキル持ちの無能」と見下され、冒険者ギルドでも底辺からのスタートとなる。 しかし、【最適化】は「対象の無駄を省き、潜在能力を100%引き出す」というとんでもないチート能力だった。 自身の魔力運用を【最適化】して規格外の魔法を放ち、なまくら剣を【最適化】して伝説の聖剣クラスの切れ味に変え、怪我を負ったエルフの少女の呪いを【最適化(解除)】して救う。 カナタはその優しさと圧倒的な実力で、没落した貴族の女騎士、天才だが訳ありのエルフの魔法使い、獣人のシーフなど、魅力的な仲間たちと出会い、最強のパーティ「暁の星」を結成。 次々とダンジョンを攻略し、やがて世界を脅かす魔王軍の陰謀へと巻き込まれていくが、その規格外の力で仲間と共に王道の冒険を繰り広げていく。