サルヴィーニャ

 エルカノハはサルヴ教の総本山を抱えるケルサルヴァ国王の第二子として生まれた。幼少時から神殿に仕え、伝説の乙女サルヴィーニャに似た容姿で信者から乙女の再来と崇め奉られていた。十歳まで神殿で過ごし兄王子が不慮の事故で亡くなると還俗して世継となる為の教育を受ける。自身の見た目と在り方に悩み、人とのかかわりを恐れて常に薄衣をかぶって過ごしていた。
 十三歳で北の辺境へ赴き、素朴で朗らかな人々に囲まれ徐々にその心を開くも、ある日突然森で一人になり、手探りで自らの生き方、やりたいことを明確にしていく。
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