Guardian of Time ~ 時の守り人
私の隣の席には、ちょっとおかしな男子がいる。
名前は笹原隆太。
とても整った顔立ち、でも言動はかなり変わってる。学校に来たり来なかったり、教室から突然いなくなったかと思えば、真顔で給食の献立を語り始める。
『嫌いなものは学校活動。好きなものは学校給食』
…そんな迷言?を吐く笹原だが、冬のとても寒い日に、彼は泣いている私に、ふっと真剣な顔をして言った。
「季節が変われば、きっと暖かい日も来るんだよ」と。
月下美人が咲く一夜の恋。世界最高所、k2から時を飛び越えた登山家。江戸の町へワープした修学旅行、炎に包まれた西湘バイパス、海に揺れる漁火、そして卒業式。
季節が巡るたびに不思議な出来事が起こり、時を超える”何か”に導かれるようにして私たちの物語は進む。
これは、ふつうの中学生だった“私”と、とても風変わりな彼が出会って始まる、現代ファンタジー。
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