公安のファムファタールは暴かれたい
『──須崎くん。愛もテロも、構造は同じなんだ。どちらも『理解されたい』という欲望が、誰かを壊す形で噴き出しただけだよ』
主人公・須崎透は、大手製薬会社の“事故死”をきっかけに、完璧な上司・香山慎之介の闇に触れてしまう。
そして香山は、製薬会社社長の娘・詩織を「自分の隠し子」だと告げる。
須崎は、香山と詩織を通じて
一般人が決して足を踏み入れてはならない “世の中のタブー” に踏み込んでしまう。
――官僚、財閥、血統。
三代にわたり政財界の子弟が通う名門ーー修加学院。
それらに付随する――性と死。
そこで笑っている香山慎之介は、一体何者なのか。
須崎は、彼を知るために、決して触れてはならない領域へと手を伸ばす。
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