レッドリアリティ

羽衣桃也。ごく普通のサラリーマン。美人な妻と子供を持ち、世間一般的な幸せを手に入れていた男。

彼は人間社会に溶け込んでいた。さも当たり前かのように。さも普通かのように。――誰も彼が連続殺人鬼であることを考えもしなかった。


ある日。久しぶりに会った幼馴染と飲み明かしていた桃也は、初恋の女の子が行方不明になっていることを知る。

近くには不穏な噂を持つ『八月村』があると聞いた桃也は、家族を連れて八月村へと引っ越すことにした。


どこにでもあるような村。のどかな自然に静かな村人たち。しかし――どこかが異常であった。

「――神への供物は激しい感情である」

徐々に狂気へと飲み込まれていく桃也。村人の魔の手は、桃也以外の家族にも伸びてこようとしていた――。


謎の風習。裏で画策する村人。真相へと近づくにつれ、村の異常性が明らかになってくる。

――おぞましい村の風習とは。
――三家の過去とは。
――桃也と八月村、両者の運命は。

凶悪VS巨悪。異色の村ホラーが始まる――。





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