偽聖女として私を処刑したこの世界を救おうと思うはずがなくて
【とある大陸の話①:月と星の大陸】
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
執行官は、苛立たしげに私の首に繋がれた縄を引いた。
だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
広場を埋め尽くす、人。
ギラギラとした視線をこちらに向けて、惨たらしく殺される私を待ち望んでいる。
この中には、誰も、私の死を嘆く者はいない。
そして、高みの見物を決め込むかのような、貴族達。
わずかに視線を上に向けると、城のテラスから私を見下ろす王太子。
国王夫妻もいるけど、王太子の隣には、王太子妃となったあの人はいない。
今日は、二人の婚姻の日だったはず。
婚姻の禍を祓う為に、私の処刑が今日になったと聞かされた。
王太子と彼女の最も幸せな日が、私が死ぬ日であり、この大陸に破滅が決定づけられる日だ。
『ごめんなさい』
歓声をあげたはずの群衆の声が掻き消え、誰かの声が聞こえた気がした。
無機質で無感情な斧が無慈悲に振り下ろされ、私の首が落とされた時、大きく地面が揺れた。
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
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だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
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『ごめんなさい』
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ざまぁってこんなものでしたっけ
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一気に読んでしまいました。最後の方はずっと涙と鼻水が止まらなかったです笑
最高の作品をありがとうございました。
なんかまだ14話だけど誰目線で話してるのか分からない。
一気に読みました。切なくなリました。あのあとはどうなるのでしょうか?続きが読みたいです。
このお話は、以前別名義で本編の番外編3部作を一本に纏めたお話でしょうか?
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と言うか、バッドエンドテイストなお話を何本か書かれていた作家さんで、別名義のアカウントが消えてしまって悲しかったけど又コチラにて復活していて下さってありがとうございます。
此れからも、あのシリーズやこのシリーズ等復活して欲しいと願いたいです。
めっちゃ泣けて途中から読みづらくなったので感想書きに来てみました。
こんなに泣けた物語は久しぶりでした。ありがとうございました。
涙が止まらない。
今年最後に読んだ作品がこの作品でよかった。一気に読ませて頂きました。辛い作品ですが希望が持てるようになって、心が温かくなりました。
退会済ユーザのコメントです
一気見して感動致しました
が、空欄というか改行が多すぎて読みにくかったです。
内容がとてもいいのに1話毎の改行で嫌な気分になりました
感想ありがとうございます。一話毎の余白は減らしましたが、一行毎の改行はそのままにしています。
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素晴らしい作品をありがとうございます。
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一気に読み号泣しました😭
素晴らしい作品を有難うございます。
一気に読んで号泣して、その後のことをあれから想像して寝れなくなりました➰。気が向いたらまたちがうお話しとして書いてほしいです
一気読みしました!
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素晴らしい作品をありがとうございます。
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一気に読みました。後半大号泣です。良質な物語をありがとうございます。
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素敵な話をありがとうございます。
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