おれ様令嬢と狂怨の魔導師
魔法大国アルヴェイン王国。
国内随一の家格を誇るヴァルクレスト公爵家の令嬢レオノーラは、父から統治者としての教育を受けて育った。頭が切れ、気位が高く、王子にすら遠慮しない。自らを「おれ」と呼ぶ、男勝りな令嬢である。
婚約者の王子との対立から、彼女は王子の独断で国営ダンジョンへ放り込まれてしまう。
そこで出会ったのは、床に磔にされた朽ちかけの魔法使いと、彼に仕える骸骨たちだった。差し出してくれたのは、粗末な寝床と食事、香りの薄れたお茶。それでも、暗い地下で受けたもてなしは、レオノーラの心を温めてくれた。
老人の正体は、絵本にも描かれる「姫さらいの悪い魔法使い」。
彼はその罰として二百年ものあいだ魔力を奪われ続け、王国に魔石をもたらすダンジョンの燃料にされていた。
レオノーラは、国に奪われた魔法使いの杖を取り戻し、彼を自由の身にするために動き出す。
一宿一飯の恩を返すために。
国内随一の家格を誇るヴァルクレスト公爵家の令嬢レオノーラは、父から統治者としての教育を受けて育った。頭が切れ、気位が高く、王子にすら遠慮しない。自らを「おれ」と呼ぶ、男勝りな令嬢である。
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