結界師の私が子育てするのですか?
結守颯太《ユウモリ・ふうた》は、結界と封印を得意とする陰陽師である。
腕は一流。裏社会では《孤高の結界師》と呼ばれている。
だが本人は、弟子も取らず、仕事で稼いだ金をゲームと酒とご当地料理に使う気ままな独身男だった。
そんなある日、颯太は「神格存在の暴走を封じてほしい」という緊急依頼を受ける。
現場にいたのは、神を宿した白髪赤目の少女、鈴木姫花《スズキ・ヒメカ》。
神卸《かみおろし》の事故で両親を失い、記憶をなくした姫花は、禍津日神《マガツヒノカミ》をその身に宿していた。
颯太は封印によって神の暴走を鎮めるが、そのせいで姫花と結界の契約が結ばれてしまう。
さらに、神座家の巫女である神座心愛《カンザ・ココア》も、姫花を御子として守るため、颯太と共に子育てをすることに。
自由な独身結界師と、真面目で堅物な巫女。
子育て方針はまるで合わない。
おにぎりの具で揉め、寝かしつけで揉め、姫花を「子供」として扱うか「御子様」として扱うかで毎日ぶつかる。
けれど、姫花を狙う悪霊たちは容赦なく襲いかかってくる。
神様を宿した女の子を守るため、即席バディになった二人の、騒がしくいドタバタ子育て物語。
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