《完結》うちの孫に何しやがった ~引退した元特殊部隊の婆ちゃん、五十年ぶりに王都へ行く~
田舎で畑を耕して暮らすマーサのもとへ、王都へ出た孫娘リリアから一通の手紙が届いた。
「おばあちゃん、助けて。私、殺されるかもしれない」
側室腹の王子アルフォンスに目をつけられ、恋人と引き離され、離宮へ閉じ込められたという。
マーサは鍬を置き、黒電話のダイヤルを回した。
「ドロちゃんかい。あたしだよ」
『……隊長?』
「よせやい今更照れるぜ。五十年ぶりに仕事だよ」
マーサは、かつて王国の特殊部隊「プラム組」を率いた元隊長。
集まったのは、銃のドロちゃん、暗器のベス婆、爆破のオスカー爺。
今ではすっかり農村暮らしに馴染んだ、口の悪い老人四人だった。
孫を迎えに王都へ。
門が閉まっていれば開ける。
兵が止めればどかす。
そして五十二年前の勅許状には、なぜか有効期限が書かれていない。
「侵入者、老人四名です!」
元特殊部隊の爺婆たちによる、孫救出のための王都殴り込みコメディ。
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今ではすっかり農村暮らしに馴染んだ、口の悪い老人四人だった。
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門が閉まっていれば開ける。
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