その男武器商人、その女劇作家
没落侯爵令嬢は歌劇が大好き。だが、観劇にはお金がかかる。観劇に連れて行ってくれるならば、多少のことも我慢しましょう。触らないでください、我慢にも限度があります。
ならば観劇代が安い大衆劇でもこの際いいわと見に来て、大衆劇にハマる。あまりにも面白くて、自分でもお話を書いてみたら、見事にスカウトされた。
家のため、自分の楽しみのため新しい脚本を書くのだが、ひょんなことから結婚することに。
相手は金で買った子爵位を持つ商家の嫡男、ということで嫁いてみれば、なんと武器商人だった。
「あなたの売った武器が大勢の人を殺しているのですよ?」
と聞けば、
「料理人に包丁を売って、その料理人がどんな料理を作ろうと、それは包丁を売った者の手柄にはならない」
と返された。……なるほど、そうゆう理論か。
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