1000万円で復活の一日 その1 料理人編
15年前、些細なことで叱られた息子が家を飛び出したきり、行方不明になった。母の千代子は、息子の好物だったカレーライスを毎年作り続けている。今日もまた、その日だった。
「今日こそ、あの子に会える気がする」
そんな予感が胸に広がる中、千代子の前に現れたのは、イナンナと名乗る謎の美女だった。
「息子さんが、あなたに会いたがっています」
これは、1000万円で故人と24時間だけ再会できる世界の物語。
すべての並行世界で「存在しなかった」はずの息子と、
ただ一人、彼を生んだ母が紡ぐ、二度とない再会の一日。
「今日こそ、あの子に会える気がする」
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