天使と悪魔が恋に堕ちて
インキュバスは、若い男から精液を搾取することで、生命を維持することができる悪魔。しかしハノンは、愛する人以外に抱かれたくないという思いから、その使命を果たすことができずに、片羽を奪われ人間界へと追放されてしまう。それでも「誰かを愛し、誰かに愛されたい」と強く願い、ハノンは必死にある教会へと辿り着いた。
そこで出会ったセイント・アクシオス学園の学園長であるミセス・サラに「生まれ変わりたい」という思いを打ち明ける。ミセス・サラに水晶玉に悪魔を封印してもらい、人間である来栖羽音(くるすはのん)として生まれ変わったのだった。
悪魔であるハノンが封印され、その影響か、過去の一切を忘れた記憶喪失のまま穏やかな学園生活を送るそんな羽音に、一目惚れをしたのは転校生である九条瑞稀(くじょうみずき)。将来神父になりたいと夢見る瑞稀に戸惑いながらも、次第に羽音も瑞稀に惹かれていった。
決して結ばれることのない羽音と瑞稀。しかし、強く思い合う二人は、戒律や運命を乗り越え、幸せを手にすることができるのだろうか。
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