『7時・19時更新です』異世界で空から落ちた俺、銀髪の魔女に拾われました。――彼女は家を飛ばせるのに、椅子ひとつ直せません
異世界へ来た俺が最初にしたのは、冒険でも魔王退治でもなく、椅子の修理だった。
大学を休学し、父の家具修理店を手伝っていた三枝晴人。川沿いの古い塔を訪れたはずが、気づけば見知らぬ空から落ちていた。
そんな彼を助けたのは、銀髪の魔女ミルカ。行くあてのない晴人を、彼女は自分の家へ迎えてくれる。
ただし、その家は空を飛ぶ。
そして、家を飛ばせる彼女は、椅子ひとつ直せない。
帰る方法を探す間、晴人は家具の修理や家事を手伝うことに。食卓を囲み、仕事へ出かけ、家ごと旅をする。頼もしいのに、時々どうにも放っておけない魔女との暮らしは、少しずつ居候の距離を変えていく。
元の世界には、心配している家族と、戻りたい大学がある。
けれど、この空飛ぶ家にも、明日を一緒に過ごしたい人ができてしまった。
帰り道を探していた青年と、北の空を目指す魔女。
二人分の朝食から始まる、異世界ふたり暮らしラブコメ。
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