目覚めの紅茶を貴方と。

「お前、良い加減にしろよ!」

そう朝から怒っている一応夫である伯爵を、男爵家から嫁いだばかりの新妻は、ややうんざりしながら見つめるのだった。幼馴染みとはいえ、もう少し新婚らしくして欲しいと思うのは、そんなに贅沢な願いなのかと。
24h.ポイント 14pt
0
小説 29,032 位 / 183,824件 恋愛 12,588 位 / 55,995件

処理中です...