冷遇された聖女の結末
異世界を救う聖女だと冷遇された毛利ラナ。けれど魔力慣らしの旅に出た途端に豹変する同行者達。彼らは同行者の一人のセレスティアを称えラナを貶める。知り合いもいない世界で心がすり減っていくラナ。彼女の迎える結末は――。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
あなたにおすすめの小説
偽聖女として私を処刑したこの世界を救おうと思うはずがなくて
奏千歌
恋愛
【とある大陸の話①:月と星の大陸】
※ヒロインがアンハッピーエンドです。
痛めつけられた足がもつれて、前には進まない。
爪を剥がされた足に、力など入るはずもなく、その足取りは重い。
執行官は、苛立たしげに私の首に繋がれた縄を引いた。
だから前のめりに倒れても、後ろ手に拘束されているから、手で庇うこともできずに、処刑台の床板に顔を打ち付けるだけだ。
ドッと、群衆が笑い声を上げ、それが地鳴りのように響いていた。
広場を埋め尽くす、人。
ギラギラとした視線をこちらに向けて、惨たらしく殺される私を待ち望んでいる。
この中には、誰も、私の死を嘆く者はいない。
そして、高みの見物を決め込むかのような、貴族達。
わずかに視線を上に向けると、城のテラスから私を見下ろす王太子。
国王夫妻もいるけど、王太子の隣には、王太子妃となったあの人はいない。
今日は、二人の婚姻の日だったはず。
婚姻の禍を祓う為に、私の処刑が今日になったと聞かされた。
王太子と彼女の最も幸せな日が、私が死ぬ日であり、この大陸に破滅が決定づけられる日だ。
『ごめんなさい』
歓声をあげたはずの群衆の声が掻き消え、誰かの声が聞こえた気がした。
無機質で無感情な斧が無慈悲に振り下ろされ、私の首が落とされた時、大きく地面が揺れた。
蔑ろにされた王妃と見限られた国王
奏千歌
恋愛
※最初に公開したプロット版はカクヨムで公開しています
国王陛下には愛する女性がいた。
彼女は陛下の初恋の相手で、陛下はずっと彼女を想い続けて、そして大切にしていた。
私は、そんな陛下と結婚した。
国と王家のために、私達は結婚しなければならなかったから、結婚すれば陛下も少しは変わるのではと期待していた。
でも結果は……私の理想を打ち砕くものだった。
そしてもう一つ。
私も陛下も知らないことがあった。
彼女のことを。彼女の正体を。
(完結)可愛いだけの妹がすべてを奪っていく時、最期の雨が降る(全5話)
青空一夏
恋愛
可愛いだけの妹が、全てを奪っていく時、私はその全てを余すところなく奪わせた。
妹よ・・・貴女は知らない・・・最期の雨が貴女に降ることを・・・
暗い、シリアスなお話です。ざまぁありですが、ヒロインがするわけではありません。残酷と感じるかどうかは人によるので、わかりませんが、残酷描写シーンはありません。最期はハッピーエンドで、ほのぼのと終わります。
全5話
私だけが家族じゃなかったのよ。だから放っておいてください。
鍋
恋愛
男爵令嬢のレオナは王立図書館で働いている。古い本に囲まれて働くことは好きだった。
実家を出てやっと手に入れた静かな日々。
そこへ妹のリリィがやって来て、レオナに助けを求めた。
※このお話は極端なざまぁは無いです。
※最後まで書いてあるので直しながらの投稿になります。←ストーリー修正中です。
※感想欄ネタバレ配慮無くてごめんなさい。
※SSから短編になりました。
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
(完結)私より妹を優先する夫
青空一夏
恋愛
私はキャロル・トゥー。トゥー伯爵との間に3歳の娘がいる。私達は愛し合っていたし、子煩悩の夫とはずっと幸せが続く、そう思っていた。
ところが、夫の妹が離婚して同じく3歳の息子を連れて出戻ってきてから夫は変わってしまった。
ショートショートですが、途中タグの追加や変更がある場合があります。
公爵令嬢は結婚式当日に死んだ
白雲八鈴
恋愛
今日はとある公爵令嬢の結婚式だ。幸せいっぱいの公爵令嬢の前に婚約者のレイモンドが現れる。
「今日の結婚式は俺と番であるナタリーの結婚式に変更だ!そのドレスをナタリーに渡せ!」
突然のことに公爵令嬢は何を言われたのか理解できなかった。いや、したくなかった。
婚約者のレイモンドは番という運命に出逢ってしまったという。
そして、真っ白な花嫁衣装を脱がされ、そのドレスは番だという女性に着させられる。周りの者達はめでたいと大喜びだ。
その場所に居ることが出来ず公爵令嬢は外に飛び出し……
生まれ変わった令嬢は復讐を誓ったのだった。
婚約者とその番という女性に
『一発ぐらい思いっきり殴ってもいいですわね?』
そして、つがいという者に囚われた者の存在が現れる。
*タグ注意
*不快であれば閉じてください。
はじめて感想を書かせていただきます。
ifを含めての本編なのでしょうか…ifの話が、己のせいで報われない一生を送った少女への罪悪感が見せた女神の夢の様でした。
1人の犠牲によって成り立つ世界であるのに、優しさと正義と言う利己的な感情を尊び、地位的・経済的優位な相手をあてがう事で犠牲への代償と考える女神がとても人間くさいなと。
ifそれぞれのラナの微妙に変化している心情が丁寧に書き分けられ、特にドミニク編のラナの鋭い指摘とそれを語れる強さが良く、ジョエル編は、女神が思う幸せのあり方へのアンチテーゼの様にも思いました。
謝罪と免罪…怒り方を知らぬラナと罰なき笑みを許しと思い込む彼らの状況が、理不尽だがリアルだなと考えさせられる。面白い物語、ありがとうございました。
その解釈は素敵ですね>女神の夢の様
ifルートは全部女神の夢だったでもよさそう。自分の中では正規ルートは最初の短編なので。
一応女神様の擁護をすると過去数百年同じやり方で何の問題も起きてなかったのでまさか今更問題なんて……と思ってたんですよ。
ラナは愛されてると自覚さえすれば強い子です。逆に言えばそうじゃないと思い込んだままだと自暴自棄にしかならないという。
1番最後のジョルジュ篇がよかった。その他はどれも結局みんなクソだなと思った。ってか本当、王と王妃は何やってたん??って感じ!
女神が周期的に弱る=その加護を一番受けている王と王妃も弱る=聖女が来ている間は寝込んでいる
と今考えました。
やっぱり人によっては最後のキャラしか勝たんってなりますよね。
面白かったです!!全編ずっしりとした読み応えがありました。一話一話の分量が多いのもとても良かったです。
「毒婦」セレスティア視点の回も心に残りました。男どもは、それぞれ『単純にいい人』で終わらないところに唸りました。作者様うまいっ!
集団心理マジで怖い怖いと思いながら読了。
素敵な作品をありがとうございました。
面白いと言って貰えると幸いです。
我ながら暗くて場合によっては救いもない話だと思ってたので。
セレスティアが地味に人気?でびっくりしながらも嬉しいですね。
敵役というかヘイト係みたいな役目を押し付けまくったとも思ってたので。
個人的にはあのまま亡くなり、転生したあと素朴な幸せがあったら面白かったなぁと思いました。
それだと、屑どもは救われず、女神も百年単位で反省できるし。
ヒロインが女神復活の儀の前に亡くなってたら、あの異世界の人類絶滅寸前まで行くという設定なので最大のざまぁになってたかもなんですよね。
確かに案外そっちのほうが良かったかも。
本編とifの全部が面白かったです。
ジョエルendの最期のアメリーが
「だよねえ」と思いました。
ここだけの話、その部分はこれまでのifルートすべてに出ているアメリーがジョエル編で出ていないのに気づいて慌てて付けたした部分だったりします……。
けどその方が妙にしっくりくるendになってたり。
どのルートでもヒロインっていうより作者を助けてくれる良い子なんですよね、アメリー。
全部のエンディング素敵でした。
全部ありだなーって。
何て嬉しい言葉……ありがとうございます。作者冥利に尽きます。
正直なところ違いを出すためにキャラによっては最後のほうまで出てこないようなパターンもあったので
この話は好きだけどこの話は嫌いとかあるかもなって思ってたもので。
セレスティアEDが一番好きでした!
やはり女神のシステムどう考えても邪悪だな……と思ってしまったので、それに一人で立ち向かったところが、考え方が歪んでてやったことは酷いけど嫌いになれない。ちゃんと自分の命を賭けてるし、それで世界が滅んでも構わない!!という強い信念を感じる……。(世界と主人公にとっては大変迷惑な女ですが笑)
己の信念に殉じての『世界』との戦いだったから聖女にも謝らない。そういうセレスティアがこう、嫌いになれないです。
ラナとティアには色恋の前にただ隣にいて笑い合ったり怒鳴り合ったりできる友達が必要だったんや……と友情エンド、好きです。
万人に嫌われても仕方ないかもと思ってたキャラですが
セレスティアに好意的な方がいてホッとしました。
万が一本当に女神のシステムがこれでいい方向に変わったら英雄になれてた可能性はあるにはあると思うんですよ。
それでもずっと後になって「この時の異世界人だけがどうしてこんな目に?」と言われるでしょうけど。
彼女のifルートだけがヒロインもティアも両方救われる最後の砦ですね。
いくら後悔して反省していようが虐待してきた人達とくっつくのはちょっとなー…と思っていたので、ジョエルの話が一番良いなと思いました。
この話は異世界行って幸せになる話があるなら
反対に不幸になる話があってもええやんという逆張り精神で書いたのですが
ジョエルはほか四人が書き終わったあとにだいぶ経ってから付けたした話だったりします。
いくらなんでも異世界人みんな冷たすぎるのはどうかと思って。
モデルは婚約破棄された令嬢を救う隣国王子的なキャラです。
やっぱり王道は強いですね。