冷遇された聖女の結末
本編にプラスしていくつかのifルートがある長編。
カクヨムにも同じ作品を投稿しています。
はじめて感想を書かせていただきます。
ifを含めての本編なのでしょうか…ifの話が、己のせいで報われない一生を送った少女への罪悪感が見せた女神の夢の様でした。
1人の犠牲によって成り立つ世界であるのに、優しさと正義と言う利己的な感情を尊び、地位的・経済的優位な相手をあてがう事で犠牲への代償と考える女神がとても人間くさいなと。
ifそれぞれのラナの微妙に変化している心情が丁寧に書き分けられ、特にドミニク編のラナの鋭い指摘とそれを語れる強さが良く、ジョエル編は、女神が思う幸せのあり方へのアンチテーゼの様にも思いました。
謝罪と免罪…怒り方を知らぬラナと罰なき笑みを許しと思い込む彼らの状況が、理不尽だがリアルだなと考えさせられる。面白い物語、ありがとうございました。
面白かったです!!全編ずっしりとした読み応えがありました。一話一話の分量が多いのもとても良かったです。
「毒婦」セレスティア視点の回も心に残りました。男どもは、それぞれ『単純にいい人』で終わらないところに唸りました。作者様うまいっ!
集団心理マジで怖い怖いと思いながら読了。
素敵な作品をありがとうございました。
セレスティアEDが一番好きでした!
やはり女神のシステムどう考えても邪悪だな……と思ってしまったので、それに一人で立ち向かったところが、考え方が歪んでてやったことは酷いけど嫌いになれない。ちゃんと自分の命を賭けてるし、それで世界が滅んでも構わない!!という強い信念を感じる……。(世界と主人公にとっては大変迷惑な女ですが笑)
己の信念に殉じての『世界』との戦いだったから聖女にも謝らない。そういうセレスティアがこう、嫌いになれないです。
ラナとティアには色恋の前にただ隣にいて笑い合ったり怒鳴り合ったりできる友達が必要だったんや……と友情エンド、好きです。
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