バイバイ、白日夢
『なんか、男同士でそういうの、無理かもしんない』
それは高校時代に吾孫子が友達に放った言葉。同性の同級生に告白されて、驚きと動揺でいっぱいで、咄嗟に絞り出した返事だった。
「――そこのコスモスにとまって吸蜜していたから捕まえてみた」
大学生になった吾孫子は、大学の付属校で実験助手をしている椎野と知り合う。キャンパスの怪人だとか白衣の怪人だとか呼ばれている、少し変わった椎野。でも彼といると、ふわふわとした居心地のいい白日夢の中にいるような気分になり、関心は好意へ。しかし過去の自分自身が友達に放った「無理かもしんない」が【ブーメランの法則】よろしく吾孫子に返ってくる……。
「まっさらな人間なんていないと思うから」
――ただ居心地のよかった微睡みじみた白日夢は、溶けて消えた――
▲表紙は素材をお借りしています/よせい様(pixiv:ID 115736789)▲
それは高校時代に吾孫子が友達に放った言葉。同性の同級生に告白されて、驚きと動揺でいっぱいで、咄嗟に絞り出した返事だった。
「――そこのコスモスにとまって吸蜜していたから捕まえてみた」
大学生になった吾孫子は、大学の付属校で実験助手をしている椎野と知り合う。キャンパスの怪人だとか白衣の怪人だとか呼ばれている、少し変わった椎野。でも彼といると、ふわふわとした居心地のいい白日夢の中にいるような気分になり、関心は好意へ。しかし過去の自分自身が友達に放った「無理かもしんない」が【ブーメランの法則】よろしく吾孫子に返ってくる……。
「まっさらな人間なんていないと思うから」
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