オドオド令嬢は旦那様を幸せにしたい~家族のみんな、さようなら! 社交もできないポンコツ令嬢ですが、考えるのは得意なのです~
アナイス・カンテは貴族令嬢らしからぬ伯爵令嬢である。
まず、社交性ゼロ。挙動不審で相手との会話が成立したためしはなく、ちょっと注目されると動揺して気絶する。
そして引きこもり。対人が苦手なため、物心つくころから部屋に引きこもり、社交という社交から遠ざかった。
こんな調子だから、カンテ伯爵夫妻は早々にアナイスを跡取りから除外した。
婿を取ってカンテ伯爵家を継がせるなんて無理だろうし、何より両親にとってアナイスはカンテ伯爵家の恥だった。
それならば社交性があり可愛らしいアナイスの妹シュザンヌに家を継がせた方がいい。
そんなこんなで、カンテ伯爵夫妻は早々にアナイスを厄介払いすることにした。
相手は没落したルサージュ伯爵家のスティーヴン。社交が嫌いなアナイスには、社交もできないほどの貧乏な家がお似合いだ。
かくして、意思確認をされることもなくアナイスはスティーヴンと結婚することになった。
スティーヴンは優しい青年だった。まともに喋ることもできないアナイスに、心から親切にしてくれる。
(わたし、役には立たない妻だけど、家を立て直すくらいならたぶんできるわ)
アナイスは夫の優しさに報いるべく、暗躍を開始した。彼女は、隠れ才女だったのだ。
…これは、家族に疎まれていた少女が、嫁ぎ先で無自覚に活躍しながら幸せになっていく物語です。
まず、社交性ゼロ。挙動不審で相手との会話が成立したためしはなく、ちょっと注目されると動揺して気絶する。
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こんな調子だから、カンテ伯爵夫妻は早々にアナイスを跡取りから除外した。
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相手は没落したルサージュ伯爵家のスティーヴン。社交が嫌いなアナイスには、社交もできないほどの貧乏な家がお似合いだ。
かくして、意思確認をされることもなくアナイスはスティーヴンと結婚することになった。
スティーヴンは優しい青年だった。まともに喋ることもできないアナイスに、心から親切にしてくれる。
(わたし、役には立たない妻だけど、家を立て直すくらいならたぶんできるわ)
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