空の色

檻に覆われた街で、僕は生きてきた。外の世界なんて知らなかった。そもそも、出てみたいなんて思わなかった。
でも、ある日僕はどうしてか檻が気になって。やってきた外からの訪問者に、僕の胸は踊った。
外の世界に出たのなら、一体どんな気分になるんだろう。
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