王子の花嫁になりたくない聖女は逃亡する
神聖力に恵まれた聖女・セレナは、二十歳を目前に王子との結婚を命じられる。
聖女としてではなく、一人の女性として生きたい――。
そう願う彼女に手を差し伸べたのは、幼い頃から自分を孫のように可愛がってくれた神殿の老婆だった。
「お逃げなさい。あなたの人生は、あなた自身のものですよ」
老婆の助けを借り、神殿を抜け出したセレナ。
初めて見る世界で出会ったのは、彼女を「聖女」ではなく、一人の女性として愛してくれる人だった。
自由を求めて旅に出た聖女の、恋と運命を巡る物語。
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