薬局の怪談
信州水野病院の薬剤師谷仲霊華は、雷雲迫るある夏の夜、ひとり薬局の当直に就いた。調剤室に赴くと、そこに白衣姿の若い女性がいた。女性は杉崎妖音と名乗り、自分は大学病院から派遣されてきた薬剤師だと説明する。不審に思いながらも、霊華は妖音と二人で薬局の当直に就く。
救急外来調剤の合間、妖音は霊華にある提案を持ちかける。交代で怪談話をしようというのだ。始めは逡巡していた霊華だが、徐々に妖音の話に引き込まれていく。妖音は水に溺れた女の悪霊の話から始めたが、霊華がたどたどしく語る怪談も同様に水死した女性に関するものであった。
やがて深夜になると激しい雨が降り出した。妖音の最後の怪談は、圓魂緒という女性が運転する車が雷雨の中で水没し魂緒が溺死する話で、魂緒は後部座席から現れた女の悪霊に殺されたというのだ。実はこの悪霊とは、話の語り手である杉崎妖音自身のことであった。
救急外来調剤の合間、妖音は霊華にある提案を持ちかける。交代で怪談話をしようというのだ。始めは逡巡していた霊華だが、徐々に妖音の話に引き込まれていく。妖音は水に溺れた女の悪霊の話から始めたが、霊華がたどたどしく語る怪談も同様に水死した女性に関するものであった。
やがて深夜になると激しい雨が降り出した。妖音の最後の怪談は、圓魂緒という女性が運転する車が雷雨の中で水没し魂緒が溺死する話で、魂緒は後部座席から現れた女の悪霊に殺されたというのだ。実はこの悪霊とは、話の語り手である杉崎妖音自身のことであった。
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