雪と鬼
時は明治。近代化の波が押し寄せる、北の大地。
内戦に敗れ、捕虜となり、過酷な労働現場から逃げ出した一人の男がいた。
仲間も家族も、そして名前さえも失った男――ナナシ。
生きるためにたどり着いた新たな労働現場もまた、暴力と搾取が支配する場所だった。
そこで出会った、故郷の幼馴染との再会を願う青年・西野。
そしてある夜、ナナシの前に現れた謎の女は、彼にこう告げる。
「あなた、鬼よね?」
人間として生きたい男と、人間よりも残酷な人間たち。
雪に閉ざされた北の地で、ナナシがもう一度「鬼」になるまでの物語。
※同人作品から発掘した未完の短編です。途中から当時作成したプロットでの掲載となります。
内戦に敗れ、捕虜となり、過酷な労働現場から逃げ出した一人の男がいた。
仲間も家族も、そして名前さえも失った男――ナナシ。
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