嘘告白の撮影係だったギャルだけが、翌日ちゃんと謝りに来た
好きだった女子からの告白は、罰ゲームだった。
本気で返した俺の言葉を、撮影していたギャルも笑っていた。
翌朝、それを撮影していた早瀬灯だけが、一人で謝りに来た。
「謝ってくれたのはわかった。でも、どうして撮ってたんだ?」
許せなかった。それでも早瀬は動画を消し、仲間に削除を求め、学校に自分のしたことを話した。
二週間後。雨の日の昼休み、人の来ない階段で、俺たちは顔を合わせる。
五段離れて食べる弁当。なぜか始まる卵焼きの作り方の話。失敗作を「卵焼き(ほぐし)」と言い張る彼女。
気づけば俺は、翌日の授業中まで、彼女への言い返しを考えていた。
傷ついた気持ちと、不器用な謝罪。その先で少しずつ近づく二人の、ほろ苦くて温かい青春恋愛短編。
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