乙女ゲームの前日譚で、捨てられた第一王女は聖剣を手に生き抜く【ゲーム本編で再会したかつての初恋のひとは、私の記憶を失っていた】
転生先は乙女ゲームの前日譚。
国ごと滅ぶ「存在しないはずの第一王女」だった。
過酷な運命を生き抜くため、身分を捨てて戦士となった私。
そこで命を懸けて互いを支え合った、大切な幼なじみ。
この感情は、恋なのか、まだ分からなかった。
自分の思いを自覚する前に、過酷な世界の終わりとともに、残酷な運命が待ち受けていた。
長い時を経て、ようやく迎えた乙女ゲームの本編。
伝説の騎士として陰から世界を見守る私の前に、かつての初恋の人が現れる。
けれど、彼の瞳に私を映す記憶は、もう残っていなかった。
「……君は、誰だ?」
本来の物語では、主人公が愛され苦悩しながら国の滅びを見届け、転生するはず。
だけど私は主人公じゃない。
すべてを知る『仮面の騎士』として、愛した人の記憶から消えたまま、私は再び運命に立ち向かう。
王国を揺るがす陰謀。交錯する思惑。失われた真実。
これは、役割を捨てた元王女が、切ない忘却の果てに自らの未来を切り開く、愛と戦いの物語。
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