王太子に婚約破棄されたら、王に嫁ぐことになった

王宮で開催されている今宵の夜会は、この国の王太子であるアンデルセン・ヘリカルムと公爵令嬢であるシュワリナ・ルーデンベルグの結婚式の日取りが発表されるはずだった。

「シュワリナ!貴様との婚約を破棄させてもらう!!!」

「ごきげんよう、アンデルセン様。挨拶もなく、急に何のお話でしょう?」

「言葉通りの意味だ。常に傲慢な態度な貴様にはわからぬか?」

どうやら、挨拶もせずに不躾で教養がなってないようですわね。という嫌味は伝わらなかったようだ。傲慢な態度と婚約破棄の意味を理解できないことに、なんの繋がりがあるのかもわからない。

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シュワリナが王太子に婚約破棄をされ、王様と結婚することになるまでのおはなし。
小説家になろうにも投稿しています。
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